Roadrunner UK にて Steven Wilson が King Crimson リミックス・シリーズでの作業模様について語っています。なかなか貴重な内容です。自分にとっては純粋に奉仕活動であった ◆ 自身のミュージシャンとしての DNA を形成している音楽の創作過程と深層に触れることは名誉であり自身への教育をともなうものであった ◆ 遺産を汚さぬための配慮 (判断) で日々の作業を終える頃には SW はヘトヘト、 Fripp 翁にとってもその (辛い) 記憶をたどり再び作業に着手することは過酷な行程のようでヘトヘトになっていた
作業はオリジナルのテープを専門業者に託してデジタルファイルに移行し、初版に忠実なステレオ・ミックスを行うところから始まった ◆ だからオリジナルと違うなと思える部分は Fripp 翁が手を入れたいと思っていた部分だよ ◆ 80年代以前はテープの管理が今ひとつだったから、どれがオリジナルを形成する音源なのか判断するのが (テイク違いを編集してつないでたりするし) 大変だった
最初に 5.1ch ミックスを行いたかったのはファンの評価が割れた "Lizard" ◆ そもそもステレオのままでは扱う情報量が多すぎるアルバムだと思っていた ◆ 5.1ch 化すれば情報伝達経路が増して見違えて聴こえると考えた
予定してなかったけどテープから起こしてミックスし直したゆえにステレオ・サウンドも良化した ◆ "Lizard" はその好例 ◆ "In the Court of the Crimson King" もその恩恵を受けた1枚で、当時はレコーディング環境の制約で演奏を何回もダビングしたものをアルバムに反映せざるを得ず、ヒスノイズや周波数域の狭化といった影響が避けられなかった ◆ 今回は初回の録音分でミックスできた初の "In the Court of the Crimson King" をお届けできる
感銘を受けたのは King Crimson のオーヴァーダビングの少なさ ◆ まるでスタジオ・ライヴを収めたようなもの、それでも壮大に響く ◆ サウンドをヘヴィにするためにレイヤーを重ねることが当たり前のコンピュータ・レコーディング世代には失われたアートだ ◆ オーヴァーダブなしでもよりヘヴィに鳴らすことはできる、試しに新しい "Red" のタイトル・トラックをチェックしてみそ
みたいな感じです。正しい内容は原文をあたってくださいませ。
(写真掲載元 : Roadrunner UK )


